2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

虚弱を改善する漢方の観方

「虚弱体質」とか「病弱」という言葉が示す、病気ではないけど今一つ体調がすぐれなかったり、ちょっとしたことで健康を崩すような状態の人がいます。 多くは検査しても異常はなく、医療の対象から外されてしまいます。そうすると栄養学の視点で考えればいい…

統合失調症に対するオープン・ダイアローグ

統合失調症の治療に大変化をもたらすかもしれない心理療法があります。ちょっとオーバーな表現かも知れませんが、そんな可能性をオープン・ダイアローグという心理療法は秘めているのです。 本来は、数人のスタッフと相談者(+家族)という多人数で構成され…

医学的な説明がつきにくい症状たち

慢性に続くあちこちの痛みや手足のしびれ、震えや痙攣、慢性の下痢や腹痛、食欲不振、胃もたれ、げっぷ、吐き気、腹部不快感、口渇感、頭重、動悸、息切れ、喉の異物感、生理に伴う不調、ほてりや 冷汗、ホットフラッシュ、疲れやすさ、全身の倦怠感、ふらつ…

慢性痛の新しい考え方

痛みの感覚は、意外に複雑なシステムです。打撲やケガなどの急性痛なら、損傷した組織により痛み神経が活性化して痛みを感じます(侵害受容性疼痛)。 気が張っている時や興奮している場合などは、脳からの信号によって、痛みを弱めるシステムが働きます(下…