過活動膀胱という言葉を聞いたことがありますか?膀胱が発作的に収縮して突然尿意を感じてしまい、間に合わない時は漏らしてしまうことのある病気です。40才以上の方なら8人に1人はこの病気と言われており、珍しくない病気なのですが恥ずかしいからか治療を受けている方は少ないのが現状です。
この過活動膀胱と症状が非常に似ている病気に間質性膀胱炎があります。私が間質性膀胱炎を知ったのは1年位前で、泌尿器科以外の医師だと慢性膀胱炎とか過活動膀胱と診断している可能性もあります。治りが悪いと思っている方は泌尿器科の診察を受けたほうがよいでしょうね。
治療は薬が中心ですが、軽症では行動療法のみでも効果があることから、行動療法を取り入れれば薬を最少量に抑えることができます。実際この治療に使われる抗コリン薬の副作用のために中断する方が多いことからも、行動療法を取り入れるメリットは大きいでしょう。
薬局を経営している私が言うのも変ですが、私の視点は”いかに少ない薬で最大の効果を出すか”に移ってきております。行動療法・運動療法に限らず、自律訓練法・イメージ療法・カウンセリング技術などを積極的に取り入れ、食事療法や養生法・皮膚病などの正しい手当て法などを組み合わせれば結構少ない薬にできるのではと考えているのです。
商売にはなりませんが自分を相手の立場に置いた時、自分がどうしてもらいたいかを考えた結果です。こんな私が数種類の薬が必要と判断した時は、それなりの状況なのだと思っていただきたいのです。(最後にきたら話が脱線しましたね)
皮膚病・生活習慣病・心の病・漢方薬
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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