春の不眠

全国的に穏やかな天気が続いています。昨日の東京はコートも要らず、すっかり春になっていました。マスクをしている方には気の毒ですが、これから多くの花が咲き目を楽しませてくれますね。


「春眠暁を覚えず」と、春はいつまで寝ていても気持ちの良いものですが、春になると眠れなくなる人も多くいます。季節の変わり目による体調の変化?移動や新生活による期待や不安などのストレス?


漢方では春を”肝の働きが高ぶるとき”と考えており、肝気が高ぶり過ぎると不眠などの症状が現れやすいと考えています。不眠以外に、頭痛・イライラしやすい・のぼせ・めまい・食欲不振・吹き出物・・・・なども関係ある症状です。


季節に対応した身体の変化ですが、過剰な反応は何かと好ましくない影響がありますので、身体を積極的に動かし高ぶった肝気を発散するよう心掛けましょう。お酒のつまみとして重宝される旬の山菜なども発散を助ける働きが期待できます。但し、充分アクを抜いて食べ過ぎないように!


漢方薬にも対応する症状を抑える薬があります。サイコカリュウコツボレイトウ・シギャクサン・シャシントウ・トウガクジョウキトウ・などを体質により使用することになりますが、詳しくは専門家にご相談を。


また、移動や新生活によるストレスで”うつ病”を発することもあります。うつ病まで行かなくても、軽いうつ状態で不眠となることもあります。この場合には、意欲や食欲の低下などの症状も伴いますが、こころの専門家によるケアが必要となるかもしれません。


薬局では睡眠薬を医師の指示なしに勝手に販売できませんが、漢方薬や漢方製剤・ハーブティーなどで自然な眠りを回復させることは可能です。何らかの変調を感じたら、早めに相談ください。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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