蜂窩織炎

いよいよ新潟県も梅雨入りしました。昨年は確かカラ梅雨だったと思うのですが、今年はどうでしょう。適度に降って災害さえなければ雨もまたいいものです。ただ身体も水分代謝が悪いとジメジメして、体調悪化の原因になりますからご用心下さい。


薬局の近くに住む20代の女性。この女性の父親はほぼ毎日ドリンクを飲みに来ます。私が学校の検査で留守にしている時に、右ひざの下15cm大の熱感のある腫れについて相談に来ました。


その後、近所の外科で診察を受けたのですが私も気になり確認しました。患部を見せてもらったところ蜂窩織炎という皮膚病で、抗生物質と消炎剤を処方してもらったそうです。


大半は黄色ブドウ球菌による化膿性炎症なので、抗生物質に耐性がなければ治ってゆくことと思います。本来は外科でなく皮膚科の病気なので、治らなかったら皮膚科を受診するようにとも話しておきました。


炎症部位は真皮や皮下組織なので抗生物質含有軟膏では効果が期待できません。したがって内服治療が必要なので一般的には医師の診察を必要としますが、漢方薬での治療報告もあり私ならハイノウサンなどを使うでしょう。


皮膚を見た感じでは菌の進入経路はハッキリわかりませんでした。皮膚科教科書には稀ではあるが他の感染病巣からの転移ケースもあるとのことですから、虫歯などの関与が考えられます。スムーズに治ることと再発をしないことを願わずにはいられません。

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