皮膚の慢性痛

先日、出張相談の以来を受けました。改正(改悪?)薬事法の関係で薬局を留守にしにくくなっていますが、直接来局いただけない方もありますから、私は依頼があれば極力出張相談に応じようと考えています。


相談された方は2年前に80%の全身やけどを負われた方で全身の皮膚が引きつった状態でした。命が助かっただけでも奇跡的だと思いますが、植皮をしたりした現在でも痛みと痒みで苦しんでいます。


皮膚の状態はケロイド状ですから、乾燥して熱を持っています。熱といっても漢方で言う”虚熱”で乾燥により熱の排泄が上手くいかないことによる熱ですね。現在は皮膚科医からステロイドと保湿剤の外用薬を処方されていますが、効果が今ひとつとのこと。


何か漢方の外用薬で良いものがないかとのことですが、チュウオウコウという軟膏を試してみることにしました。可能性はわかりませんが、皮膚の虚熱を取るウコンやオウバクの入った軟膏です。


アトピー性皮膚炎に使うこともありますが、私はあまり効いた経験がありません。このような話をして、試してみることにしました。結果は後日、良い形で出来ればと考えています。このような相談を受けた後に東洋医学会学術総会に出席してきました。


帯状疱疹後神経痛で悩んでいる相談も抱えており、タイムリーな報告がありましたので参考にしてみたいと考えています。改めて漢方医学の奥深さを思い知ることができた学術総会でした。


本当の成果は、満足できる結果をクライアントに提供できて初めて評価できます。そのための勉強は、まだまだだと考えていますが努力だけは怠らないようにしなくてはなりません。

  --------------------------------------------------
心療内科相談・皮膚科の病気・漢方薬生活習慣病不妊
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/

過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼ってありますから、見たい記事がありましたら《ひろはし薬局のホームページ→過去のブログ》から探してみてください。
あるいは⇒http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/sub6.htm

新型インフルエンザの情報はこちら
  ⇒http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/sub13.html

メールは《Re:タイトル》でお願いします
hirohash@seagreen.ocn.ne.jp

講演の依頼に関しては、ホームページに掲載してある講演内容を参考にして、お申込下さい。