アウトドアに潜む危険

昨日は海の日で、3連休の人もいたのでしょうね。夏休みももうすぐ、海に山にレジャーが楽しい季節です。一方まだ梅雨は全国的には明けておらず前線の付近では天候の悪化により、事故が起きることもありますから注意して楽しみましょう。


19日に佐渡に来ていた観光客が海水浴中に”離岸流(と私は思う)”に流され助けに入った他の観光客が亡くなる事故がありました。流れがないように見える海でも、岸から沖に向う海水の流れがありこれを離岸流と呼びます。


離岸流は早いものでは秒速2メートルを超えるようでこの流れに逆らって岸にたどり着くのは水泳選手でも大変なことです。海で遊ぶ人はこの流れを知っておくべきでしょう。この離岸流の幅は大きくても20〜30メートルですから、まず岸と並行に泳ぎ離岸流から脱した後、岸に向えばいいのです。


また先週、北海道の大雪山系で多数の死者が出ました。気温は3〜4度と平地で言えば初冬の気温です。これに10メートルを越す風が吹いていれば体感温度は氷点下になります。中高年の体力と行程を考えれば凍死の結果も納得できます。


山は地形の特徴上天候の急変は当たり前の世界です。2000メートルを越す山では、秋〜冬の装備も必要となるでしょう。日程にも余裕を設け、トラブルがあっても落ち着いた対応ができるよう心がけたいものです。


昨年は川遊びをしていた幼児らが鉄砲水で死亡すると言う事故が兵庫県でありましたね。鉄砲水にも注意が必要です。5分10分で水位は変化します。川遊びをする場合、遊んでいるところが晴れていても、上流で豪雨があれば水位は急激に上ります。扇状地であればその上昇の仕方はより顕著になります。


どのレジャーもアウトドアでは何らかの危険性を含んでいます。保護者・引率者・企画した役員・・・・だけでなく、どなたにも注意する義務があります。危険を知って遊ぶのがアウトドアだと私は考えています。だからこそ楽しいとも思うのです。あなたも自然の中で遊ぶ時は、潜む危険を調べて安全に楽しんでください。

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