乳児の乾燥肌

折角の流星群が新潟県内ではほとんど観察できていないのではないでしょうか。これからの時期は雲が厚くなるとは言えチョット早いのです。でも涼しさを通り越して寒くなってきましたね。インフルエンザにかかったら症状の変化にだけは注意してください。


さて皮膚の乾燥が気になる時期になりました。手荒れ・肌あれも放っておけば皮膚炎状態になります。アトピー性皮膚炎だって乾燥肌がベースにありスキンケアの間違いから皮膚炎を起こしているとも考えられます。


乳児の肌は大人と異なります。実はけっこう乾燥肌なのです。ウソと思われるかもしれませんが、プルプルしてていかにも水々しい感じなのは真皮のコラーゲンなどの働きによるもの。皮膚の表面は意外にも乾燥しているようです。


つまり大人に比べると皮膚のバリア層が完成していないと言うことですから、ちょっとした刺激でも皮膚炎を起こす可能性があるのですね。またバリア層が薄い分、皮膚の水分は失われやすく乾燥肌状態になりやすいのです。


手入れは簡単です。まず乾燥している肌には水分を与えましょう。風呂上りならそのままで構いませんね。日中は乾燥したなと思ったら温かいお絞りで拭いてあげてから、あるいはローションを使っても構いません。乾燥には水分が必要なのです。


そして大切なのはこれから。皮膚科のデータによれば皮膚の水分はほぼ20分で元の乾燥状態に戻るとのこと。まぁ条件次第で長くなったり短くなったりしますから、水分を与えたら早めにオイルを塗ってあげることですね。もちろん軟膏でも構いませんよ。ただ軟膏よりはオイルの方が塗りやすいでしょうね。


クリームや乳液でも構いませんが、クリーム・乳液は配合成分が多いので、皮膚に負担となる場合があります。決して多くはないのですが、乳児やトラブル肌の人に私個人は余り使いたくありません。でも使うこともありますよ。


スキンケアは観察と回数が大切です。神経質になる必要はありませんが、オムツを替えた時とか、着替える時、お風呂上りなど、気がついたらできる範囲をスキンケアでいいのではないでしょうか。それでなくても乳児の世話は大変なのですから。

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