膀胱炎を治す工夫

昨年末の追突事故の後から首と腰の痛みが気になっていたので、昨日念のため受診してきました。ほとんど問題はなかったのですが、腰部に椎間板の変性が見つかりました。年齢以上に変性しているとのことで簡単に言えば年を取っているとなります。これはちょっとショックです。


3年ほど前に法律が変わり薬局で膀胱炎用の薬が買えなくなりました。ですから大抵の方は医師の診察を受けて膀胱炎用の薬(抗菌薬や抗生物質)を処方されていることでしょう。私は漢方薬で対応してたので法律が変わっても不自由していません。


さて、膀胱炎が起こるときはどのような状況でしょうか。身体を冷やしたり、疲労が溜まったり、など身体に負担をかけたときですよね。膀胱炎の原因菌のほとんどが大腸菌だとしても、特別普段以上に不潔にしていたわけではないでしょう。


冷えや疲労により膣口周辺の粘膜の性状が変化し粘液のPHがアルカリ性に偏り大腸菌などの細菌が侵入しやすくなります。これにより膀胱炎が起きますから、抗菌薬や抗生物質で原因菌だけを攻撃しても、再発しやすい状況に変わりがなければいつ再発しても不思議ではありませんし、治りにくいことも考えられます。


どのような状況で膀胱炎になったのか考えることで、膀胱炎になりにくい状況を作ることが、早く治し、再発を予防するコツなのです。また膀胱内の尿のPHを酸性にすれば膀胱内で細菌が繁殖しにくくなりますから、同様に早く治し、再発を予防することにつながります。


尿のPHを酸性にするにはクランベリージュースで効果が確認されているようですが、かんきつ類は一般的にお奨めできると思います。ただし、漢方的に考えた場合かんきつ類は身体を冷やす働きがありますから、身体を温める食品を一緒に摂るようにするのが良いでしょう。


ちなみに漢方薬で使うのは、ゴレイサン・トウキバイモクジンガン・チョレイトウ・トウキシャクヤクサン・リョウキョウジュツカントウ・ハチミジオウガン・・・などです。膀胱炎の症状や体質などで総合的に判断して使用することは基本ですので、専門家の相談を求めてください。

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