小林繁さん心筋梗塞で逝く

久々に青空を見たように思います。集中的に降った雪で、雪慣れしているはずの当地でも、皆さん参っていました。道路の脇には壁のように雪が積みあがっています。この雪だって春には溶けるんだから、太陽の暖かさに感謝せずにいられません。


昨日突然に入ったニュースです。元プロ野球選手の小林繁さんが心筋梗塞(一部報道では心不全)でなくなったとのこと。たしか57歳となっていたかと思いますが、若い年齢での急逝だっただけに関係者はじめ衝撃は大きいものがあります。


心筋梗塞は心臓の周りにある冠動脈が何らかの原因で塞がり心臓の細胞が酸素不足で死んで動かなくなり、死亡率の高い病気として知られています。


冠動脈が塞がる原因は動脈硬化とされますが、意外にも動脈硬化の進行した血管より、それほど進行していない血管で心筋梗塞が起きることが知られています。動脈硬化にも”良い動脈硬化”と”悪い動脈硬化”があるのです。


動脈硬化によって血管の内側に張り出したコブを”プラーク”と言います。このプラークが剥がれて血管の細い部分で詰まると心筋梗塞を起こします。最近はこの剥がれやすい”悪い動脈硬化”を不安定プラークと呼び、如何に安定化させるか研究されています。


ある種の降圧薬やコレステロール低下薬に、安定化させる働きがあるとされ、薬物療法の中心的な薬剤となってきています。その作用に抗酸化作用があるとされますから、漢方薬などの天然薬物は強弱はあるものの抗酸化作用を持っていますから、積極的に使いたいと私は考えます。


小林繁さんは若いとは言え年齢的には生活習慣病を1〜2持っている可能性はありますし、なくても血管の老化はある程度進行していたと考えられますから、残念ではありますが今回の心筋梗塞はある意味理解できます。


最後に小林繁さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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