花粉の飛散を前にして

昨日はこころの健康づくり部会の旧メンバーと新年会を行いました。その中のカウンセラーが言った「脳は否定が出来ないから、マイナスをイメージしてはいけない」との言葉に納得しました。小さなことでもできることをイメージすることが重要なのだと思います。癌などのイメージ療法に活用したいと思います。


早いもので来週は2月。太平洋側では花粉の飛散が始まりそうです。今年は例年に比べ大幅に花粉の飛散量は減少しそうです。とはいうものの花粉量が半分になれば症状も半分になるかというと、どうやら事情は違うようですからアレルギー持ちの方は注意が必要ですね。


高校時代に数学で対数を習ったことを覚えていますか?”log”とか”指数関数”とか言うものです。この対数のように変化しますから花粉量が1/10になってようやく症状は1/2になります。ですから今年は少ないといっても1〜3割程度症状が軽くなるのではないでしょうか。


となると今から準備を始めてはいかがでしょうか。例えば甜茶甜茶は抗アレルギー作用があるとされ花粉飛散の2〜3週間くらい前から飲むと予防効果があるとされます。ただ欠点は甘すぎること!当薬局では甜茶にシソ・シジウム・ペパーミントを加えた”アレルギ甜茶”を販売していますが、サッパリした飲み口で好評です。


また青い魚に含まれるEPAやDHAにもアレルギー物質が放出されるのを防ぐ膜安定化作用があるとされ、抗アレルギー作用があるようです。新鮮な青い魚を積極的に摂取してみてはいかがでしょう。ただ調理法では焼くとEPAやDHAは減少するそうですから刺身や煮るなどの方法でお召し上がり下さい。


漢方的には”肺の冷え”タイプが多くあります。積極的に肺を温めるにはカンゾウカンキョウトウを使いますが、ネギやショウガなども肺を温めますからこのような食品も積極的に利用したいものです。


それでも症状を完全に抑えることは出来ませんから、眠気や集中力の低下が困る方は漢方薬を使用してはいかがでしょうか。ショウセイリュウトウは有名ですが、マシンブシトウ・リョウカンキョウミシンゲニントウ・レイケイミカントウ・エッピカジュツトウ・ケイシトウ・ケイマカクハントウなども使用します。


一般的に使われる抗ヒスタミン薬には自覚の有無にかかわらず眠気や集中力の低下が認められます。集中力の低下は受験生の合否にも影響します。近年はインペアードパフォーマンスとして医療現場で知られるようになりましたが、この低下が起こりにくい薬剤もありますので医師に処方してもらったら良いでしょう。処方してもらえなかったら漢方薬もインペアードパフォーマンスを低下しない薬剤ですからご相談下さい。

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