抗生物質と下痢

今日は県立高校の推薦入試が行われています。親の立場としては全員合格させてあげたいところですが、これも人生ですね。精一杯実力を発揮できるよう願っています。


抗生物質の登場以来、感染症の治癒率は格段に上がり今や感染症で死亡することなど一般の方にはほとんど経験することが亡くなりました。その一方で、耐性菌などの問題もあり完全に感染症をなくすことは出来ませんね。また病原性を発揮している菌だけを選んで殺菌できればいいのですが、基本的には抗生物質に触れた菌はすべて死んでしまいます。


これが副作用の一つの理由です。例えば腸内には数百種類の細菌が確認されてバランスを保っていますが、抗生物質を飲むと抗生物質に強い菌だけが残ることになりバランスが崩れます。その結果、下痢になったり便秘になったりするのです。


たった1回飲んだ抗生物質で3日間も下痢が続いた方がいました。下痢までいかなくても軟便になる程度の事は少なくありません。対策も、自衛策は私には考えつきません。医師に任せるしかありませんね。もしできるとすれば、できるだけ抗生物質のお世話になるような病気にならないよう日頃の健康管理に気をつけることです。


ただ便通の異常にはこの腸内細菌のバランスが重要なことから、多くの女性を悩ます便秘の改善に積極的に整腸剤を活用したらどうかと考えています。多くの下剤は腸に刺激を加えて出すタイプ。この刺激に慣れてしまうと大量の下剤を飲んだり1〜2週間も排便がないなどの異常事態になります。


下剤も乱用すれば、問題がありますからね。腸の健康を考えてみましょうよ。

 --------------------------------------------------

心療内科相談・皮膚科の病気・漢方薬生活習慣病不妊
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/

過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼ってありますから、見たい記事がありましたら《ひろはし薬局のホームページ→過去のブログ》から探してみてください。
あるいは⇒http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/sub6.htm

新型インフルエンザの情報はこちら
  ⇒http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/sub13.html

メールは《Re:タイトル》でお願いします
⇒hirohash@seagreen.ocn.ne.jp

講演の依頼に関しては、ホームページに掲載してある講演内容を参考にして、お申込下さい