明日から家族療法学会のために神戸に行ってきます。といっても、朝からの開催に間に合うよう今夜の夜行バスで発ちます。
そこでは自我状態療法とスキーマ療法のワークショップに参加してきます。いろんな意味で楽しみにしています。この報告は
また改めて。そして、強行なのですが、本日午後6時からの新潟がんセンターの講演会にも参加してきます。こちらは、
京都大学のカールベッカー氏の死生観や看取りなどの内容になる予定で、ガンや難病や精神疾患の相談を受ける私としては
是非とも聞いておきたい内容なのです。
さて、昨日行われた「認知症と生活習慣病を考える会」では、新潟大学脳研究所教授 池内健先生の「脳内でインスリンは何をしているのか」と国立長寿医療研究センターもの忘れセンター長の櫻井孝先生の「認知症の包括管理と糖尿病治療」の2つの講演がありました。
そこで認知症の発症段階に遡ると、肥満⇒メタボリックシンドロームや耐糖能異常⇒糖尿病⇒認知症の流れが現れてきます。
美容のためのダイエットも否定するものではありませんが、行き過ぎたスリム信仰は拒食症などの健康上の問題にもつながるケースがあると思え、個人的にはあまり積極的にはなれません。私の場合は、目的をきちんと確認したいですよね。そして、肥満度やBMIで現状を把握してから、食事と運動を基本にします。そのことを明確に話すと、ちょっと引かれる方が過半数です。当然商売としては成り立たないのですが、下手なダイエットやリバウンドで状況を悪化させるよりはいいかなと考えています。
ただ、安易に漢方で痩せたい!と考える人が多いのには閉口しますが・・・。
今までの、いろいろな研究結果や学会等での情報と経験とを踏まえて、私のダイエット法は完成形に近づいてきたと考えています。
基本が運動と食事にあることは間違いないのですが、短期的に体重が下がってもそれが体脂肪でなければ意味がありません。筋肉量と骨量は落としたくないのです。ですから、運動は欠かせないのですが運動を継続できなければ長期的にはプラスになりません。ここで行動療法の理論と運動の強度や量としてのメッツやエクササイズと言う指標を私なりにアレンジして作成しました。
食事と体重は記録が中心になります。特に食事は記録によって意識レベルに上げることが最初の目的です。摂りすぎやバランスなど、記録によって見える化することが重要な意味を持ちます。単品ダイエットやダイエットティー・漢方薬・各種ダイエット商品・糖質制限など話題になるものはたくさんありますが、長期間ダイエットに成功した状態を維持するには、現在の生活習慣を見直すことが必要です。そのための記録紙は大分大学の書式を参考に作りました。大変と言えば大変かもしれませんが、そこは大変と感じさせない工夫を行動療法の立場で伝えます。
これらのありふれた方法なのでも、実践して成功される方の割合が高いので、ほぼ完成形と思うのです。ただ、いろいろな場面でマイナーチェンジすることは充分あり得ます。
いま、言えることは、絶対ではないけれども極力少ない努力で最大の効果を引き出せるのではないかと。しかも長期的にみて無理がないために健康寿命も伸ばせる可能性を大きく秘めていると。さらに言うなら基本は生活習慣の改善なので、金銭的な負担は短期で済み、決して大きくはないと。
今まで当薬局にダイエット相談で訪れた方は、ほとんどがリバウンドの経験者です。リバウンドする度に、筋肉量や骨量は減り、体脂肪が増えるという矛盾を抱えているのです。楽ではないかもしれませんが、それほど大変なものではないように計画を組み立てます。そのためのスキルを身に付けたと思いますので、芯から健康的に痩せたいと考える方は、一度ご相談ください。
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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼ってありますから、見たい記事がありましたら《ひろはし薬局のホームページ→過去のブログ》から探してみてください。(現在の更新はしてませんが・・・)
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