肩こり・首こりに対して

広島県で発生した集中豪雨による土砂災害は、自然の猛威を改めて意識させてくれます。被災者のみならず、関係される皆様にお見舞い申し上げます。また、残念ながら亡くなってしまった方の冥福をお祈りいたします。今回の災害を教訓に、もう一度自身の身の回りを確認して、イザという時に備えましょう。市町村の掲げるハザードマップや、避難ルート、避難場所など、またライフラインの一時的断絶に備えた備蓄も必要ですね。飲料水を水道水で備蓄されている方は数日に1回中の水を交換しないと、腐った水でイザと時に使えないことになりますので、ご注意ください。

さて、日本人なら多くの方が悩む肩こりや首こり。私も若い頃は上手くイメージできなかったのに、今では立派な経験者です。漢方薬だけでなくいろいろ試してみましたが、意外とよく効いたって感じにはなりませんね。ですから、いろいろな方法が世間には存在するわけですね。

この対応として、いろいろな薬が(筋肉をほぐす筋弛緩薬が中心です)使われています。ビタミン剤や痛み止め、血行促進剤など・・・。そして、パップ剤を使ってみたり、マッサージや整体、カイロプラティックなどに通ってみたりしてますね。薬剤師の苦手な解剖学を改めて勉強してみると、薬を使いながらストレッチを組み合わせることが効果的かなぁと現在の私は考えています。ただ、肩こりや首こりといっても、人によりどの筋肉が凝っているかは様々です。首と肩に関係する筋肉だけでも20種類近くの筋肉がありますから、全てをやるのは時間的に困難な場合が多いと思われ、凝っている筋肉を中心としたストレッチをするようにしたいものです。

そう考えると、一度は首や肩の構造を熟知しているプロに任せたいものですね。ただ、米国心臓協会(AHA)からコメントが発表されました。不適切な首部分の施術により、脳卒中の危険性が考えtられるとのことです。鍼灸師柔道整復師は国家資格ですが、多くの整体師やカイロプラティックナーは民間資格です。極端に言えば、お金を出せば有資格者になれるケースも存在します。また、市場経済ですから、派手なパフォーマンスで営業するグループもあるでしょう。一部のレベルの低い業者には、やはり身体障害のリスクも考えなければなりません。

私は、今現在勉強中ですが、どの筋肉が凝っているかは簡単なテストでチェックして、凝っている筋肉を効果的にほぐすようなストレッチの組み合わせが効果的でないかなぁと考えています。もちろん補助的に、ビタミン剤や血行促進剤を使うこともありますし、漢方薬を出すこともありますが、薬剤師だからと薬だけに固執するとクライアントのためにはなりませんからね。そして、凝る筋肉が同定出来たら、どうして凝って来るのかを考え、その対策をとることで予防できるようになります。多くは姿勢に問題があるのではないでしょうか。若い頃と比べ、体を動かす頻度はガクッと落ちています。それに伴って筋肉の凝りも増えてきているように感じます。人間は植物ではなく動物ですから、体を動かすことで筋肉のメンテナンスをしていることを認識しましょう。私もよく忘れますが、意識するよう心がけます。


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