足のむくみ・下半身太り対策に

 小林麻央さんの訃報から早や1週間、今週のワイドナショーは連日のように小林麻央さんの話題が流れ、温かな人柄が惜しまれていました。と共に某女性議員の暴言もネタになり何度も繰り返し見る内に私は「上智大学(麻央さんの出身大学)は人間を育て、東大(某女性議員の出身大学)は優秀ではあっても残念ながら人間を育てられなかったなぁ」と勝手に思っています。晴耕雨読といわれるように梅雨空の下、ちょっと哲学的に考えてみてもいいかもしれませんね。

 当地長岡は昨日あたりから急に湿度の上昇を実感するようになりました。「ジメジメ」と表現される梅雨時は、身体の中もジメジメしやすいものです。その証拠に、この梅雨時に体調が悪くなる方が多くいますし、東洋医学的に観ると水分代謝不良と関係が深い病気・症状が目立つのです。頭痛、うつ病、めまい、立ちくらみ、耳鳴り、肩こり、気管支喘息、食欲不振、消化不良、心不全、腎臓病、下痢、生理痛、生理不順、神経痛、関節痛、リウマチ、冷え、など。これらの病気や症状は大抵の場合、水分代謝を改善する漢方薬で解消に向かうのです。

 したがって、梅雨時に悪化する持病や症状がある場合、身体の中での水分の出入りを調整することが大切なのです。過剰な水分摂取はないでしょうか?冷えた飲食物の摂り過ぎで水分代謝が悪化することもあります。汗をかかない生活も身体に水分を溜め込むことになります。塩分の濃い味付けになってないでしょうか?タンパク質の摂取が不足しても浮腫むことがあります。特別、悩む症状がなくても、起床時に顔や手足の腫れっぽい感じがあるなら注意信号ですね。

 そこで今回は「足のむくみ」「下半身太り」をテーマにしました。長時間の座った状態や立ち仕事では、重力の影響で下半身に体液が溜まってきます。これはある意味正常な状態と言えますが、あまりにも溜まり方が極端な場合(足の脛を指で押して凹みが1分以上戻らない)には、何らかの対策をとりたいものです。女性や高齢者に多いケースは、腰から下が冷えて重だるく尿量も少ないような時で、このような場合には良く効く漢方薬があります。当薬局でも、下半身太りに悩む多くの女性に喜ばれてきました。

 また同じ姿勢が続き下半身の筋肉ポンプとしての作用が充分機能していないケースもあります。
これには「かかと上げ運動」が効果的ですので、方法を紹介します。
 (1)階段など高さが5センチぐらいある台に足裏の前半分だけを乗せる。
 (2)かかとを上に上げ、ゆっくり下ろす
 (3)下ろした時、かかとをなるべく水平より下にする。
 (4)この上下運動をゆっくり10回繰り返す
 (5)10回を1セットとして3〜5セット行う。
というもので、下半身の浮腫みだけでなく、下半身の冷えや下肢静脈瘤対策にもなる優れた運動です。階段が近くになくても立ったままその場で行っても構いませんし、椅子に座ったまま足首の上下運動だけでも効果がありますので、是非お試しください。

 これからの暑い時期、どうしても冷たい飲料が美味しくなります。熱中症対策も重要ですから水分摂取に力点が置かれますが、浮腫みが生じた場合は完全に身体の処理能力以上の水分が入っている証拠で、この水分は喉の渇きや熱中症防止には全く役立ちません。むくみは腎臓の働きと関係が深いものの、心臓や肝臓の異常と関係がある場合もあります。気になる方は一度ご相談ください。。



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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局   廣橋義和(薬剤師・心理カウンセラー・新潟薬科大学臨床教授)
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