夏の冷え症にご用心

 富山県で、一瞬耳を疑うような事件が発生しました。いったい彼に何があったのでしょうか? 事件の前には、勤務先でのトラブルがあったと報道されています。確かに、頭に血が上ることは誰しもがありますが、殺人事件に発展するようなレベルの逆上は常識では考えられません。回復を待って捜査が進めば、新しい事実が明らかになるのでしょう。単にストレスだけで片付けられない、深い背景があるのでしょうね。故田部井淳子さんは、「最後にかわした言葉が心残りだった」ということの無いように、家族に対して優しく接することを意識していたと言います。いつ、不慮の事故で失う命かもしれません。大切な人との日常に、少しでも田部井さんの意思を汲んで行動したら、社会のムードも変わるような気がします。

 今年の夏は、どのくらいの暑さになるのでしょうか? 暑い夏には、「熱中症に注意!」と連日のように耳にします。まずは、以下の会話をご覧ください。
主婦A「夏はスーパーに入るのが嫌なのよ。鳥肌が立つし、頭痛もするから短時間で済ませるの。」
OL・B「私は、足腰が冷えて浮腫みもひどくなるわ。」
学生C「どうしてもアイスクリームが食べたいけど、食べると下痢するので控えているんです。」
土木作業員D「脱水予防に水分補給しているけど、胃がチャポチャポするし、食欲は低下するし、夏痩せするんですよね。」

 このような会話を、身近な人から聞いたことがあると思います。「冷え症」と言えば冬の悩み、というのは短絡的で、冷房や冷たい飲食物があふれる暑い夏にも注意が必要なのです。どんな風に注意すると良いのでしょう。次の会話を参考にしてみてください。
主婦A「以前は、夏はスーパーに入るのが嫌だったけど、血液循環を良くする漢方薬を飲んだら、鳥肌や頭痛が少なくなってきたのよ。」
OL・B「私は、下半身を温める漢方薬を飲んだの。足腰がホカホカして浮腫みがなくなったわ。」
学生C「今まではアイスクリーム食べると下痢していたので我慢していたんです。でも、胃腸を温める漢方薬を飲んだら、下痢も腹痛もしないんです。
    そして、気がついたら生理痛まで軽くなったので、友達からも最近表情が明るいって言われてます。」
土木作業員D「脱水予防の水分補給は大事ですけど、胃が冷えてたんですね。胃を温めたら、チャポチャポしないし、食欲が出て、疲れないんですよ。」

 上記の会話は、実際の経験をもとにしています。エアコンや冷蔵庫の普及は、夏の住環境や衛生状態の改善に大きな役割を果たしました。その一方で、体内が冷えるという「現代的な冷え症」の原因になっています。体外からの冷えに対しては、服装の工夫である程度の解消ができます。しかし、体内からの冷えには、体内から温める必要があるのです。東洋医学的には、五臓六腑や上焦・中焦・下焦などの概念で、どこが冷えているのかを考え、適切な漢方薬を選択して冷えを解消します。

 まずは、温かい飲食物の摂取で、身体を必要以上に体内から冷やさないようにして、それでも解消しない身体の不調があれば、東洋医学に詳しい専門家にご相談ください。意外にも、多くの不調が解消されてビックリするかもしれません。だとしたら、嬉しい驚きですね。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局   廣橋義和(薬剤師・心理カウンセラー・新潟薬科大学臨床教授)
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