あなたの疲れ目、ドライアイでは?

 早いもので10月も終盤です。平成もあと2ヶ月かと思うと、何とも複雑な気持ちになりますね。もっとも新しい年号を楽しみにしている年代もあるでしょう。若さとは、いいものですね。

 私も年齢には勝てず、老眼が始まりメガネのお世話になっております。今までメガネとは無縁の人生だったもので、必要な時に手元にない煩わしさを味わっている毎日です。目は大切です。できるチェックは積極的にやって、早めの対応を心掛けたいものですね。

 突然ですが、あなたは瞬きしないで目を何秒開けていられますか?さぁ、スタート!何秒でした?私は11秒ちょっとで、順天堂大学の研究によると、ドライアイの可能性があるんです。一応、12秒がドライアイかどうかの基準として妥当だそうで、日本にはドライアイ患者が約2000万人いるとされます。5〜6人に1人ですので、国民病と呼んでもいいようですね。

 そして、自称「疲れ目」と自覚している人の大半はドライアイが原因だろうと予想されているのです。目が疲れているのではなく、乾いているんだということです。ただ単純に、「な〜んだ、ドライアイか」と安心しないで、重症かと思ったら、あるいは目薬を使っても改善しにくい場合は眼科を受診してください。シェーグレン症候群のような難病が隠れていたり、別の病気も発症している場合だってあるわけですのでね。

 では、ドライアイの対策というと。通常は涙液型の目薬で対応できるでしょう。ただ、頻回の使用となると逆に本来の涙液パターンを破壊することになる場合もあり、ちょっと注意が必要です。最近は涙液を破壊しにくい目薬もありますので、薬剤師に相談してみてください。

 また、ビタミンAが不足している場合もあります。レバーやニンジンなどが苦手なら、可能性があります。自身の食事を見直してみて必要ならビタミンA剤を使ってみるのもいいでしょう。シェーグレン症候群などの粘膜乾燥に使用される漢方薬もありますので、目薬の使用が多い人は一度ご相談ください。

 でも、まずはセルフチェックを。時計を準備して、はい、スタート!何秒でした?


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局   廣橋義和(薬剤師・心理カウンセラー・新潟薬科大学臨床教授)
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