心不全症状としての息切れ、息苦しさ

 平均寿命の延伸とともに専門家が予測している心不全パンデミック。それに医師不足が加われば、どんな状況になるのか想像すらできません。やはり、早め早めの対応がベストということでしょう。

 

 ただ、薬局で心不全の管理ができるわけではないので、医師に日頃の体調管理をお願いすることになります。でも、たてつづけに心不全らしい症状の相談を受けました。パンデミックになるくらい意外に身近に心不全はあるのかもしれません。

 

 一人はうつ病の女性。「息苦しさ」が夜間にひどく何回か目覚めてしまうということを非常に気にしていました。当初はうつ病に伴う不眠・不安症状と考えたものの、いろいろ確認していくうちに「ひょっとしたら?」という疑問が。胸部の水分代謝を改善する漢方薬を使用して落ち着いています。

 

 別の人は、初め痰の相談だったのですが、話が進むうちに「息切れ」がメインになりました。血圧を下げる薬や喘息・COPDの治療薬も出ていますが改善しないので、同様に胸部の水分代謝を改善する漢方薬を使用しています。

 

 心不全の診断・治療は医師の仕事ですので薬剤師の出番はありません。ですので早めに医師に状況報告書を提出する予定です。もちろん、緊急性が高い場合はすぐにでも紹介する必要があります。心不全とは、発作のたびに心臓の機能が低下してゆく病気だからです。

 

 そして、意識しておきたいのが、意外にも心不全は身近に存在しているということです。私らがそのサインに気づくかもしれませんが、医療知識のない一般住民が遭遇するかもしれません。パンデミック予測により想像すると、糖尿病並みに一般的な病気になるでしょう。

 

 ちなみに、心不全のサインとして、息切れ、呼吸困難、浮腫み、夜間頻尿、体重増加などがあります。

 

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