うつ病とマインドフルネスと認知症

 8月に行われた第2回公認心理士試験の発表があり、無事に合格していました。
先日、登録手続きを済ませましたので、数か月後には公認心理士としての活動が
できるようになります。と言っても、私の場合、今までと変化はないと思います。

 さて、京都大学こころの未来研究センターの佐藤らによる研究で、主観的な
幸福感が強い人ほど脳の右楔前部の活動性が低いことがわかりました。さらに、
国立精神・神経医療研究センター脳病態統合イメージングセンターの松田らは、
気分や睡眠習慣が認知機能に影響していることを報告しています。

 これらの報告とマインドフルネスの関連について、思いついたことを述べたいと
思います。マインドフルネスでは脳のムダな活動が抑えられることがわかって
います。これは、脳科学的には気分の安定化や幸福感につながります。

 うつ病の人では、幸福感が少なく悲壮感が多くなりますが、マインドフルネスが
うつ病の症状改善に役立つ可能性を示唆します。また、私は以前から自律訓練法
指導してきましたが、自律訓練法には睡眠公式という眠れない時に行う方法が
あり、これはマインドフルネスの練習内容に非常に似ています。

 うつ病がある人は認知症になりやすいとの報告もありますが、マインドフルネス
の練習で、脳のムダな活動状態抑えて気分が安定し、睡眠の質も上がれば、認知症
の予防にも繋がるように思えてなりません。

 認知症予防には、生活習慣の是正が一番ですが、マインドフルネスにより生活の
質が改善すれば、充実した人生になるのではないでしょうか。私なども、気が
向いた時にする程度ですが、投げ出さずに続けたいと思います。

マインドフルネスの練習法がわからない人はお尋ねください。

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 長岡の相談薬局・ひろはし薬局
  薬剤師・心理カウンセラー  廣橋 義和

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