「金縛り」も治りますか?

 私は学生時代に住んでいたアパートで、初めて「金縛り」を体験しました。
しばらくして自分に何が起こっているのか理解しました。恐る恐る目を開けると
何やら白い物体が私に覆いかぶさっているように見えたのを覚えています。

 

 あくまでも私の体験ですが、今でこそ睡眠周期のレム睡眠中に目覚めるから
身体は眠っているので金縛り状態になると頭で理解しています。それでも、
「もう一度体験しますか?」と問われれば答えは「NO」です。

 

 さて、この「金縛り現象」に悩んでいる人はどのくらいいるのでしょうね。
たまに体験する程度なら、嫌だと思っても悩むまででもないかと思います。
睡眠に関する資料でも、私は見たことがありません。大抵は一過性の体験で
自然と忘れていくように思うのですが、、、。

 

 でも、漢方屋は何かのついでに相談されることもあるのです。「金縛りに
実は悩んでいます。何とかなりますか?、、、」と。一通りの体調やら体質を
チェックして、東洋医学的なアンバランスを探し、それを調整する漢方薬
提案するのが私らの仕事です。

 

 一般的には、神経の高ぶりを抑えて、リラックスさせるような漢方薬
使用します。睡眠の質を改善すれば、睡眠中の問題も防げるのではないか
との考えです。実際にこのような方法で解消しているようなので、金縛り
の病態としては睡眠の質の低下が関係しているのでしょう。

 

 また、睡眠医学の視点からは「薬を出して効いたら万事OK」ではあり
ません。最終的には、薬を使用しなくても(漢方薬であっても)充分深い
睡眠が得られるようになることです。そうすると、リラクセーションや
生活リズムなどの睡眠衛生を身につけてもらう必要があります。

 

 安心感を与えながら、薬がなくても大丈夫と思える自己効力感を高め、
自分の力で自然で快適な睡眠を得られるようにサポートするのが、心療
漢方の方向性です。

 

 

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 薬剤師・公認心理師(心理カウンセラー)  廣橋 義和

 

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