戻り梅雨らしい天候も今週で終わるようです。するとまた、
猛暑・酷暑の日々を送ることになるのでしょう。熱中症はじめ
体調管理に気をつけたいところです。
熱中症も気になりますが、新型コロナウィルス感染症の患者
増加に歯止めがかかりません。「行動制限はしない」「夏休み」
「お盆」などを考えると、まだまだ増加は続くと考えられます。
注目されているオミクロンBA5株の感染力の強さを考えると
マスクは必携です。なお不織布マスクでなければ効果は限定的と
されるので、今一度マスクの素材を確認したいものです。
状況によっては不織布マスクの2枚重ねも必要かと考えています。
ところで、気温の上昇とともに熱中症への注意喚起がされる
ようになっています。さらにマスク着用により、熱中症リスクが
高まるとの情報もあります。本当でしょうか?
暑い環境で運動したら、マスクの有無で深部体温は変わるのか?
(熱中症の危険性に違いがあるのか?)という研究があります。
Kato I, et al:Ind Health. 2021;59(5):325-33.
Yoshihara A, et al:Sports Health. 2021;13(5):463-70.
その研究によると、マスクの有無は関係ないとの結論です。
むしろ、運動量(活動量)や環境(気温・湿度・風力など)から
大きく影響を受けています。実感とかけ離れていますか?
マスクをすると、顔面を中心に表面温度は上がります。通常の
状態なら、ここで全身から汗が出て体温を下げようとします。
全身からの発汗、顔面の温度上昇を、「体温が上がっている」と
私たちは認識しています。これが、勘違いにつながっています。
結論です。マスクをすると、暑く感じますが、熱中症のリスク
にはなりません。
ですから、マスクを適切に着用し、感染拡大を抑えつつ、熱中症
にも気をつけながら、今年の夏を楽しみましょう。
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薬剤師・公認心理師(心理カウンセラー) 廣橋 義和
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