便秘は腎臓、下痢は肝臓に悪い

 いまや、腸内細菌が多くの病気と関連することは、多くの人に
知られています。そして、腸内細菌のバランスは食事によって
変わることも。では、排便回数との関連は?

 

 それを調べた研究があります。米国のヨハネス・ジョンソン・
マルチネスらは、健康な人を対象に排便回数と腸内細菌叢および
血液中の化学物質を調べた結果を報告しています。
(Cell Reports Medicine)

 

 その結果、便秘の人(排便回数が少ない人)は、たんぱく質
分解する細菌が増加し、腎臓に悪影響を及ぼすインドキシル硫酸
などの化学物質が血液中で増えていたとのことです。

 

 一方、下痢の人(排便回数が多い人)は、胃や小腸に生息する
細菌が増加し、血液中には肝臓に悪影響を及ぼす化学物質が増えて
いるということがわかりました。

 

 今年は何故か腎臓病の相談が増えました。また、年末に向けて
宴会が増えて肝臓が気になる方も多いでしょう。腸内細菌と共に
排便回数も注意してみてはいかがでしょう。

 

 一般的には、便秘には下剤、下痢には止瀉薬(下痢止め)を
使い、プロバイオティクスとして乳酸菌製剤などの整腸薬を
プラスします。

 

 東洋医学では、寒・熱の視点も取り入れ、胃腸の冷えによる
下痢や便秘、胃腸の熱による下痢や便秘、という考え方もあり
ます。頑固な下痢や便秘の際はご相談ください。
そして、肝臓や腎臓の健康を守りましょう。

 

 

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