インフルエンザ対策の選択肢

 インフルエンザが猛威を奮っています。年末年始の休日診療所は
たいへんな賑わいようで、長岡市でも5~6時間以上の待ち時間
だったと聞いてます。

 

 これだけ増加していると、病院や開業医や薬局で待っていること
さえもリスクとなるでしょう。インフルエンザでない別の病気で
訪れた人が、数日後にインフルエンザを発症するような事態も
充分あり得るわけですね。ここでも三密の回避が重要です。

 

 医療を資源として考える必要が、インフルエンザの大流行でも
当てはまります。小児や高齢者を除き、重症化リスクが低い
軽症の感染者は、しばらく様子を見ることも選択肢の一つだと
考えます。だぶん、そういう時代になったのでしょう。

 

 こんなとき、かかりつけの相談できる医療者が身近にいると
頼もしいものです。医師だけでなく、ベテランの看護師さん、
薬局薬剤師、などでしょうか。薬局でなら適切な薬を推奨して
くれることでしょう。

 

 ちなみに、インフルエンザに関しては抗インフルエンザ薬と
同等の効果が漢方薬でも確認されています。
Saita M, Naito T, et al. Health 3,2011;300-303
抗インフルエンザ薬も不足気味との情報がありますので、
薬局で入手できる漢方薬も選択肢の一つです。

 

 そして、長引く咳も多くの人を悩ませているようです。
私が今までの経験で、咳に対して使用した漢方薬は約30種類
です。咳のタイプや体質で使用する漢方薬は変わるので、これ
くらいは必要となります。

 

 鎮咳薬(咳止め薬)も不足しているとのこと。乾燥した
タイプの咳なら、ハチミツも有効です。おばあちゃんの知恵
などと言いますが、民間薬としてナシやダイコン、南天の実、
カリン、なども迷信などと切り捨てないで見直しても良いかも
しれないですね。

 

 私も普段は漢方薬に思考が向いているので閃きませんが、
漢方薬も供給不足になったことを考えれば、民間薬の活用も
選択肢として想定する必要がありますね。
時間を見て、資料をまとめてみようかと思います。

 

 ただ、まずは予防。マスクや手洗いだけでなく、睡眠や
食事内容にも気を配って、感染しないようお過ごしください。

 

 

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