グルタミンと腸の健康

タンポポ残してくれた畔草刈りのおじさん、お日さまいっぱいありがとう」上條恵津子:日本一短い愛の手紙(大巧社)。昨日水田の畔に除草剤を撒きながら思い出した詩です。この時期は小さいながらも精一杯可憐な花を咲かせている名も知らない植物がたくさんあります。極力その部分には除草剤を撒かないように注意しているのですが・・・。


今日のテーマはアミノ酸の一種グルタミンについて。先日の感染症研究会後の懇親会で一緒になった医師から腸の新陳代謝にグルタミンが重要な物質であることを教えていただきました。


調べてみたら本当にたくさんの有益な働きがあることがわかりました。特に腸にとっては新陳代謝に必須のアミノ酸であり、損傷を受けた腸の再生にとって、なくてはならないアミノ酸なのですね。


今度消化器の専門医に確認してみようと考えているのですが、恐らく炎症性腸疾患(クローン病潰瘍性大腸炎など)の回復に有用なのではないかと。もちろん漢方薬も私は使いますよ。


またアレルギー疾患と腸の健康は大きな関係がありますから、グルタミンを補うことでアレルギー症状の改善につながる可能性もあります。でも速効性を期待するというより、徐々に改善が図られるような印象を持っています。


先日、抗癌剤による口内炎亜鉛含有潰瘍治療薬のうがいが効果的との記事を書きました。まだ想像段階ですがグルタミン製剤も治りにくい口内炎に試してみる価値があるように感じています。


ただグルタミンは体内でグルタミン酸アンモニアに分解され、味の素の大量摂取によりチャイナタウンシンドローム(頭痛や悪心など)もあったことから極端な摂取には注意が必要でしょう。


話は変わりますが、18日(土)は私のPTA最後の日です。午後2時に薬局を閉めてPTA総会および職員の歓送迎会を仕切ってきます。そんなわけで2時以降は相談だけでなく販売も出来ませんので、ご不便をおかけいたしますがご了承下さい。

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