間違いだらけの頭痛ケア

 気にしてはいても、痛むとついつい手が伸びてしまうのが
鎮痛薬。特に頭痛持ちの人は思い当たるのではないでしょうか。

 

 40年位前から日本ではドラッグストアという業態が出現し、
薬は相談して購入するというスタイルから、自分で手軽に選ぶ
スタイルに変わってきました。

 

 製薬メーカーの販売戦略は、建て前は適正販売でも、本音は
大量販売で、ドラッグストアでのセルフ購入を応援するかの
如く、大量にテレビや雑誌に広告を投入。しかも割安な大容量
まで用意する始末。

 

 販売する薬剤師も、マスコミで流れている○○という製品が
欲しいと言われれば、一通りの声掛けをして会計へ。
最近は、会計さえもセルフになり一声も必要なし。

 

 こんな状況も背景にあるのでしょうか、薬剤乱用性頭痛の
増加が問題になっています。地方都市の個人薬局である私も
何人もの薬剤乱用性頭痛(疑い)を発見し、注意喚起して
きました。

 

 発見のポイントは、頭痛薬を飲む日が1か月に10日以上
あれば可能性あり、15日以上ならほぼ確定というもの。
もちろん、きちんと診断するには薬剤乱用性頭痛を知っている
専門医を受診する必要があるものの、かなり該当するという
印象です。

 

 セルフメディケーションと言えば聞こえがいいものの、
専門家を上手に利用して、正しい頭痛ケアを行って欲しいと
常に考えています。

 

ちなみに、当薬局で薬剤乱用性頭痛に対応する際は、漢方薬
使用します。まず、今使用している鎮痛薬の使用を極力減らす
ことが必要で、頭痛に有効な多数の漢方薬から適切な漢方薬
選んでいきます。

 

 漢方薬で頭痛が軽減してくると、人生が明るくなる方も多く、
取り組むのなら早い方がいいでしょう。そして、漢方薬に切り
替えるのは通過ポイントで、本当のゴールは漢方薬さえも必要
としない身体作りです。

 

 生活習慣や行動、食事など、多岐にわたりますが、できる
範囲で無理なく行うことが重要です。そうすれば、漢方薬
減らせる人がほとんどです。

 

 

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 薬剤師・公認心理師スクールカウンセラー  廣橋 義和

 

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