秋の登山で注意することは

仕事をしていて時々無力感に襲われることがあります。私の実力がその程度だと言われれば確かにそうでしょう。また医療相談は不確定要素があり、絶対に治るとは言えないことも確かです。それでもあらゆる可能性を考え試しても改善してくれない人に無駄な時間とお金を費やさせてしまったかと考えることがあるのです。この反省を勉強に当てるしかありません。


明日から連休の人もあることでしょうね。私は土曜は普通に開局していますから日・月と薬局を休みます。しかし日本薬剤師会の学術大会があるため日曜日に出発し発表をして月曜夜には戻ってくる予定でいます。


こんな仕事でもしていなければ連休には秋山に登っていたかもしれません。秋の澄んだ空気と紅葉がきれいだろうなと想像だけしています。でもこの時期一度天候が荒れると氷点下になることもあるのが秋山です。


”○心と秋の空”とも言いますが、そうでなくても山の天候は変わりやすいものです。特に午後からは天候も下ることが多いため、山での行動は基本的に午前中が中心です。また不測の事態に備えて最低でも一泊は野宿できる程度の準備が必要です。


台風が通過したばかりですから登山道が荒れていることも考えられます。転倒・落石・滑落などを想定して外傷の対策はまず欠かせません。でも一番怖いのは天候の変化による体力の消耗でしょう。


この時期は荒れれば雪が降ることも考えられます。もっとも低山であれば雪にならないかもしれませんが、雪よりみぞれの方が厄介だと思います。何故か?山では濡れることは体力を消耗することから避けるべきこととされます。


雪よりもみぞれの方が衣服が濡れやすいため影響が大きいのです。ですから雨具は最低でも必要ですし、いくら低山でも朝晩は冷え込みますから防寒具も準備しなくてはいけませんね。


また食料にも余裕を持たせたいものです。文字通り非常時に食べる”非常食”は忘れられません。低温による体力低下などを考えると私は漢方薬のジンブトウのエキス剤を携行品リストに加えていただきたいと思うのです。本当はシギャクトウなどがお奨めですがエキス剤がありません。


また低山ではクマやハチなどに気をつける必要があります。クマは出会わないようラジオや鈴を活用します。ハチも柑橘系の臭いを好みますから食料の選択には気をつけましょう。また黒い色を好みますので特に頭部を狙われないよう帽子等を着用しましょう。


最低限の準備がレジャーを満足のいく結果に終わらせます。またいざとなったら引き返すことが一番勇気のいる決断だと言うことも付け加えておきます。

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