冬至の日に思う

元F1レーサーの片山右京さんが先日富士山で遭難するという事故がありました。冬の富士山は冬山訓練の場としても知られているのですが、突風の強さもピカイチなのでしょうね。何しろ遮るものがない独立峰ですから。年末年始に御来光を求めて多くの登山者が山に登ると思いますが、安全に下山されることを願います。


さて今日は冬至です。ユズ湯に入りカボチャを食べると健康でいられるとされています。私なりに考えてみると、カボチャはβカロチンを含み体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは粘膜のビタミンですから、のどや鼻の粘膜を健全に保ちます。


今も昔も感染症は冬季においては死につながる病気だと考えれば粘膜の防御能を高めることは重要な意味があります。同様にユズは香りがよくアロマテラピーとして冬の沈みがちな気持ちをめぐらせる効果が期待できますし、ミカンの皮は風邪薬としても使われるコウソサンに配合されてますから、感染症予防の意味も持っていると考えられます。


冬至にこれらの事を行うのは、陽気と言われる活動エネルギーが一番少なくなる日を無事に過ごす願いが込められているのではないでしょうか。


私達は、なんとなく毎日を過しがちですが、節目節目に行事を入れることで、改めて無事に過ごせたことに感謝し将来の健康を願ってきたのでしょう。食事も意識しないと身体に負担をかけるような献立が多くなります。生活習慣もそうですね。


そのようなことを気づかせてくれるのが、何回かある行事だとしたら、面倒くさがらずに慣習に従ってもいいのではないでしょうか。今年ももうすぐ終わります。とりあえず今現在ここにいることに感謝です。


抽象的な表現になりました。漠然と感じたことを綴ってみました。お読み頂きありがとうございました。

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