薬物犯罪の落とし穴

雪がちらついたり日が差したりと目まぐるしく変化するのがここ数日の天候です。今年の農作業もボチボチとスタートしました。土曜日は仲間との勉強会のため閉局後に小出まで行ってきたのですが、体力の低下か帰りの車の運転が眠く感じました。気をつけねば!


さて、今朝のワイドショー?で、覚醒剤取締法で掴まったハスキーボイスが魅力的な歌手・桂銀淑さんを報じていました。芸能界は弱音を吐けない世界・・・というような内容のコメントを寄せていたように記憶しています(スイマセン、集中して聞いていたわけではないので)。


また覚醒剤は友人から「疲れが取れる」と勧められ、覚醒剤とは思わずに使用したと言います。そう言えば私が薬物乱用防止教育でアンケートを取った時「どのような時に薬物を使用したくなるのでしょう?」との質問に、必ず友人から勧められた時との答えがあるのです。


本当の友人なら「犯罪に巻き込むようなことはしないよね」と話してくるのですが、芸能界では本当の友人を見つけることが出来なかったのでしょうか。もっとも桂銀淑さんは韓国出身ですから、日本にいなくても韓国にはいるのでしょうけど。


大人になると確かに真の友人を作ることは難しくなるように思います。学生時代のように利害がまったく絡まない人間関係の場は多くはありませんからね。でも趣味のサークルなど、交流の場に出かけることは重要ですよね。


犯罪にしろ、精神的な病気・症状にしろ、身近に何でも話せる人がいる場合、発生が少ないことは容易に予想がつきます。親しい人がいれば孤立しなくても済みますから、冷静な判断ができるのではないかと思うのです。


薬物犯罪に手を出すかどうかは、日頃の自己肯定感が重要かと考えています。私の薬物乱用防止教育では、薬物の知識だけでなく自己肯定感の程度も事前にアンケートし、保護者にフィードバックするようにしています。


ただ、常に自己肯定感を高めていられることは人生において難しいでしょう。この時に親しい人がいるかどうかが、重要だと考えます。自己肯定感が低くなった時に、悩みを聞いてくれるだけでも心が軽くなるものです。非行や犯罪に走る青少年の多くが家庭に問題があると指摘されるのは、このような理由ではないでしょうか。


進学や異動などで今までの環境から新しい環境へと入る人も多いことでしょう。できるだけ早くプライベートな話題まで話せる友人ができるといいですね。まずは、自分から進んで挨拶してみましょう。

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