コレステロールは体内において必要な物質です。各種ホルモンの原料になったり、細胞に使われたりします。必要だからこそ身体はコレステロールを作るような仕組みを持っています。
ただコレステロールが余計にありすぎると動脈硬化をすすめ心臓や脳をはじめ各臓器に重大な影響が及び、最悪の場合死に至ることもあるわけです。そこでコレステロールを下げようと治療がなされるわけですね。
今このコレステロ−ルをめぐっていくつかの評価法が出てきました。今までの総コレステロール値・ＬＤＬ（悪玉）コレステロール値・総コレステロールと善玉コレステロールの比（ＴｰCho/ＨＤＬ）です。
ご承知の通りコレステロールには大きく善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあります。今までは悪玉の割合が多い人も逆に悪玉の割合が低い人も同様に扱ってきていました。どう考えてもおかしいですよね。
そこで循環器の先生方を中心に悪玉を意識するようになったと思います。循環器は心臓を中心に血管系を扱う専門家です。そこでは悪玉コレステロールは低ければ低いほど良いという考え方が大勢です。
最近話題のメタボリック対策でも来春の特定健診から悪玉コレステロールを測定することになるようです。動脈硬化の進展を防ぎ心臓病や脳卒中を防ぐためには当然の流れでしょう。総コレステロール値から悪玉コレステロール値へと変わろうとしているのです。
ところが最近目にした論文によると脳卒中などの危険性を反映するには悪玉コレステロール値よりも総コレステロールと善玉コレステロールの比の方が関連性が深そうだと出ていました。もちろん海外の論文ですから日本人に当てはまるかどうか検証が必要ですが興味深い論文です。
コレステロールは身体にとって必要な物質ですから、必要以上に下げると問題もあります。ですから総コレステロール値で評価するのは時代遅れの感があります。事実２４０位が一番長生きできるコレステロール値との報告もありますからね。必要なコレステロールを下げすぎないためにも早めに結論が出ることを期待したいものです。
動脈硬化はコレステロールだけで進むものではありません。酸化されたコレステロールが問題なのでコレステロールを酸化させない工夫も大切です。ストレスを溜め込まない・タバコは止める・酸化を抑えるもの（ビタミン・ミネラル・野菜・果物・漢方薬など）を積極的に摂る・・・など日常の注意を守りましょう。
ひろはし薬局には、酸化を抑えながらコレステロールや中性脂肪を下げる”田七人参””減るっ茶”や漢方薬があります。１日１００円前後の費用ですから無理なく続けられると思います。続けている方には結果が伴っていますから気になる方は一度ご相談下さい。
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