ガンの休眠療法

ガンの三大治療は、抗がん剤・外科手術・放射線治療です。それぞれ進歩してきているのですが、やはりガンには絶望的なイメージが付いてまわります。どうしても正常な組織に対して治療によるダメージから、体力の低下などが避けられないからですね。


以前”休眠療法”なる治療法があることをガンの専門誌で見ました。がん細胞の消滅を狙う従来の治療法に対し、がん細胞と共存する治療法です。抗がん剤は多かれ少なかれ、がん細胞と同時に正常細胞も傷害します。


正常細胞の障害の結果副作用として、食欲不振・吐き気・倦怠感・脱毛・下痢などが生じ、体力・免疫力の低下をきたし感染症などの病気で死亡します。


この考え方を180度転換して、がん細胞を消滅させるのではなく、身体がダメージを受けない量の抗がん剤を使用したらと考えられたのが”癌の休眠療法”です。身体がダメージを受けない代わりにガン細胞も消滅しません。しかし抗がん剤によりがん細胞の増殖スピードは低下します。


使用量によってはガン細胞の増殖はストップ、あるいは縮小させることが出来るかもしれません。何より正常細胞のダメージが少ないので副作用により生活が制限されることもほとんどありません。


私が初めて知ったのは7〜8年前だったと思いますが、その後どの程度普及しているかわかりません。私ら漢方家が使用している漢方薬も基本的にはこの延長と考えることが出来るでしょう。


今も数人の方のガン相談を受けています。抗ガン作用の比較的確かな抗ガン生薬を漢方薬と同時に使用していますが、抗癌剤に比べればガン細胞に対する効果は弱いものでしょう。休眠療法そのものと言えます。


一時期ブームになったアガリクスメシマコブ・プロポリス・サメ軟骨・・・などは費用と効果のバランスが悪いように感じます。もちろん身体に合っているらしく続けている方もいますが、積極的に勧めてはいません。


ガンは色々な性質を持っている細胞の塊だと、あるガン専門家が語っていました。ガンに対する戦略は多方面から行う必要があると考えておりホームページに作用と使用薬を掲載してありますのでご覧下さい。


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