痛みと血糖値

今朝の自転車通勤は、近道のつもりが遠回りだったり、若干ですが向かい風だったりして途中でイヤになってしまいました。イヤになっても止めるわけにはいかず何とか着くことが出来ました。


同級生のお母さん。変形性膝関節症(?)を数年前より患っており、最近血糖値の指標であるHbA1Cが上昇し血糖降下薬が追加になったと悩んでいる様子。


慢性に続く痛みは交感神経を持続的な緊張状態にする結果、血糖値や血圧が上がりやすいとの説があります。この方の場合、当てはまるようですが私は慎重な考えをしています。


人間の身体は複雑に制御されており、一部の事実を元に理論を立てても理論どおりに行かないことは多くあります。一時的に痛みにより血糖値が上っても慢性の痛みでは何らかの機構により血糖値を通常に戻すことも考えられます。


痛みによって運動不足を生じ消費エネルギーが減って血糖値が上ってきた可能性もあります。他にも考えられるかも知れません。一つの理論が普遍なものになるには多くの条件で検証される必要があります。


恐らく一般庶民が感じる不景気は今後も長く続くでしょう。そうすれば有名な医師の権威をバックに、怪しい理論の商品や健康食品が横行しやすくなります。そのときの判断が、あなたの大切なお金を守ります。


有名教授の話であろうが、学会で発表されようが、その程度では信用できる情報とは判断できません。論文になっていれば、ある程度信用できる情報と判断できます。巧みな言葉で高額商品を売る業者に騙されないよう気をつけてください。


今回はいつの間にか内容が逸れてしまいました。テーマを見て期待を抱いた方、申し訳ありませんでした。


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