川田亜子さんの死を悼む

フリーアナウンサー川田亜子さんが車の中で亡くなっている状態で発見されました。残念ながら自殺されたようです。若い人の死はいろいろな意味で悲しいことです。


断片的な情報しか持ち合わせていませんが、川田さんは数ヶ月前から話す時に違和感を覚えていたようですね。話すことが職業の人にとって、上手に話せなくなることは死刑宣告を受けたと同じような衝撃だったことでしょう。


どこか医療機関にも掛かっていたことと思いますが、治療が上手くいかなかったのでしょうか。あるいは治りにくい病気だったのでしょうか、私にはわかりません。


現在も医療は進歩を続けており、より専門的に細分化されてきています。医療という箱の中に、内科・眼科・皮膚科・精神科・・・・などのボールが入っている状態を思い浮かべてみてください。


それぞれのボールの中にに入れば充分な治療が受けられることでしょう。しかしボールとボールの隙間に落ちてしまう人も少なくありませんし、ボールとボールもバラバラのままです。今月の心療内科学会誌に、この隙間を埋めるために心療内科や心身医学が重要だとの言葉がありました。


私が漢方の勉強を志した理由の一つが、医療の隙間を埋めることです。漢方相談をしているうちに心身医学の重要性にも気づかされ心療内科学会に所属するようになりました。


川田さんの病気が例え治り難い病気だったとしても精神的なフォローが充分されていれば自殺という結果にはならなかったかもしれません。


世の中には事故や病気で今までと同じ生活が送れなくなった人が大勢います。ハンディを抱えながら前向きに生きています。人生どこにチャンスがあるかわかりませんから、とにかく《死ぬ》という選択だけはしてほしくありません。


身体が不自由になると、どなたも一時的に気持ちが塞ぎます。時間の経過と共に現実を真実として受け止めるようになります。そして逆境を乗り越えて行くのですが、気持ちが落ち込んでいる時に、身近な人や医療従事者などに辛さを理解してもらえたらどんな逆境でも乗り越えられるのではないでしょうか。


あなたが辛いそんな時に話を聞くことの出来る薬局でありたいと考えています。


皮膚科の病気・心療内科相談・漢方薬生活習慣病不妊
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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