シップとかぶれ

昨日の七夕は新潟県では例年の如く天の川を見ることができませんでした。この時期は梅雨の真っ最中のため絶望的なのです。でも本来は旧暦で考えるべき行事ですから8月10日前後が七夕なのです。1ヵ月後を楽しみに待ちましょう。


気温も高く蒸し暑い日が続きます。関節痛がある人は雨が降れば痛みが増し、シップを貼ればカブレに気を使い、なんとも言えぬジレンマを抱えているのではないでしょうか。


気温が高いこの時期は、皮膚からの水分蒸散量も多く(汗をかきやすく)蒸れやすい時です。皮膚が蒸れた状態では、皮膚のバリア機能も低下し、いろいろな刺激(機械的刺激・化学的刺激など)に対し敏感になっています。


だから普段は何も無くても同じシップ薬でカブレを起こすのです。カブレを防ぐにはシップ以外の剤形(ローション・クリーム・スプレーなど)に変更してもらうのが一番です。


シップ以外に変更できない場合は、蒸れにくいように工夫しましょう。まず同じ部位に長時間貼り続けないこと。一般にシップ薬の効果は3〜5時間と考えられ、それ以上貼っていても効果的とは思えません。3〜5時間で一旦シップ薬をはがしましょう。


次は接触面積を少なくすることで通気できる面積を確保しましょう。シップ薬に小さな穴をいくつか開けてみたり、ガーゼを1枚挟んでシップ薬を当ててみたらどうでしょうか。


一時期カブレに使用するステロイド軟膏を塗ってシップ薬を貼る方法を教えたこともありましたが、細菌感染などステロイド軟膏による局所的な副作用が起こりやすいため、私は現在行っていません。


梅雨の時期に悪化する痛みは漢方では”湿病”と考え対応する漢方薬があります。リウマチ・神経痛・変形性関節痛・などの痛みでお悩みの方は一度ご相談下さい。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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