アルツハイマーを抑える

季節の変わり目とはいえ週間予報を見ていると毎日のように予報が変わります。このような時は自律神経のバランスが崩れやすく体調をこわしやすいので規則正しい生活を心がけ無事に乗り切ってください。


昨夜の”ためしてガッテン”はアルツハイマーに関する最新研究の一部を放送していました。脳内のゴミ:βアミロイド蛋白が溜まり始めてから20年程度でようやくアルツハイマー認知症として発症することから、生活習慣の改善で発症を予防することが示され参考になりました。


(財)ぼけ予防協会が唱えるボケ予防10ヶ条です。
1.塩分と動物性食品を控えてバランスのよい食事をとる
2.適度に運動を行い、足腰を丈夫にする
3.深酒とタバコを止め、規則正しい生活を送る
4.高血圧・肥満など生活習慣病の予防・早期発見・治療を心掛ける
5.転倒に気をつける
6.興味と好奇心を持つ
7.考えをまとめ表現する習慣をつける
8.細やかな気配りをしたよいつき合いを行う
9.いつも若々しくおしゃれ心を忘れない
10.くよくよせず明るい気分で生活する


1と4の食事に注意し生活習慣病を予防する生活で1/8に発症が抑えられます。
2の有酸素運動では発症が1/3に。
7・8・9に相当する話し相手がある人は脳細胞が活性化し発症が1/6に抑えられるなどの内容でした。
具体的にどれだけ抑えられるかわかると生活習慣を変えやすいものですね。


さてイライラなどの攻撃性を抑える漢方薬としてヨクカンサン(抑肝散)が紹介されていました。NHKとはいえ某漢方メーカーの策略を感じましたが、なんでもかんでもヨクカンサンでないことは過去の私の記事からもわかることと思います。


東洋医学会では、サイコカリュウコツボレイトウ・オウレンゲドクトウ・カンバクタイソウトウ・・・など報告が多数あり、その人の体質に合った漢方薬を選択するのがよいでしょう。


でも薬を使う前に「認知症症状の一部は服用している薬を減量もしくは中止すれば治まる」と専門医は言いますから、必要最小限の薬にするのが最優先だと思います。



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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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