子供の声を聴く

今日は大陸の高気圧が日本列島を覆い、全国的にからっとした秋晴れの模様ですね。これから手あれなどの皮膚乾燥性疾患やかぜ・インフルエンザの本格的なシーズンに入ります。どうか体調管理に充分注意をしてください。


昨日長岡市PTA連合会北部ブロックの研修会があり参加してきました。心理カウンセラーの竹内成彦氏を迎え「子どもたちの話を聴こう」と題した講演会でした。


ながら聞きしない・話をとらない・否定しない・・・・など心療内科学会に所属しカウンセリングの勉強もした私にとって極当たり前の内容でしたが、とにかく話が面白いので最後まで飽きずに聞くことができました。


ただ当たり前と知ってはいても実践できているかは別問題で、多くの家庭で講演通りにできれば様々な問題のうち何割かは防げるのでしょうね。知ることから身に付けることに重点を置く内容が求められているのかと感じています。


私が日本赤十字社の救急法指導員の研修を受けた時、救急法は講演会でなく講習会だと教わりました。つまり知識を与えるのが目的ではなく技術を習得してもらうのが目的なのだということです。


でも最低限の知識が無ければ具体的な行動に結びつかないので、必要な知識はあるでしょう。最低限の知識に加え、具体的な行動のためのアドバイス・実際の場面を想定した練習を加える必要があるのでしょうね。講演会形式ではいろいろ制約がありますが私の講演では積極的に取り入れてゆきたいと思います。


さて子供はちょっとしたことで身体や心に変化が現れます。アレルギー疾患に属しながら心身症の要素が強い小児喘息・繰り返す嘔吐や腹痛・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患・赤ちゃん返り・ひきこもりや不登校・・・・。


私のところに来る相談でも、家庭や両親との関係に問題があると思われるケースが数多くあります。両親(特に母親)に問題があると言うのは簡単ですが、母親に心理的・肉体的な負担を強いては逆効果ですから時間をかけて気づかせ行動の変化を促します。


漢方では母子同服(母親も子供も同じ薬を飲むことで更に効果が上る)との考えがありますが、200年も300年も前から先人はこのことに気づき一つの解決策を示してきたのです。


子供の場合、相談にも治癒にも時間がかかりますが、子供の声や・身体に現れるサインに早く気づくことで、こじらせず一過性の問題として終わらせたり早期に解決できたりすることができます。改めて子どもの目線で感じることの大切さを認識いたしました。

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生活習慣病心療内科相談・皮膚科の病気・不妊症・漢方薬
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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