自分の足にも関心を向けよう

冬の準備を兼ねて昨日から樹木の剪定を始めました。まずはカラタチで、鋭い棘がたくさんあり皮手袋をはめて剪定します。キジツという生薬になるので植えたのですが作業する時は覚悟が必要です。


昨日はフットケア研究会があったので参加してきました。この研究会は腎臓・糖尿病・循環器・血管外科・皮膚科・整形外科・等の専門家が関わっています。足のケアが多くの科に関係し一つの科の治療だけでは上手くいかないことも多いことから作られたようです。


年をとると足にあまり関心が向かなくなるようです。糖尿病や腎臓病があると血管の動脈硬化も進みやすく、足のちょっとした変化が大きな病気につながることもあるのです。


ですから足においては早期発見は特に大切で、まず足に関心を向けようという取り組みが病院や一部の開業医で始まっているのです。


昨日は昭和大学藤が丘病院皮膚科の末木博彦教授が「チーム医療で行う糖尿病性潰瘍・壊疽の治療とフットケア」と題して講演されました。足の切断は糖尿病においては珍しいことではなく、深爪をしない・裸足で歩かない・足をよく洗う・・・などが指導されています。


早期の変化は傷だけでなく、タコ・ウオノメ・水虫・・・なども要注意だそうです。また糖尿病に伴う神経障害の結果、足の変形が現れることもあり、全身を見ることが如何に大切かわかりました。


あなたもあなたの体重を黙って支えている足に関心を向け、大切にいたわってあげてください。ただ時には専門家に見てもらったほうがいいでしょうね。恥ずかしがらず健康診断のつもりで見せましょう。

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