糖に依存性?

時間がなくて行けなかった床屋に久しぶりに行ってきました。年のせいか頭からの放熱が多くなったせいかわかりませんが、治りかけた風邪が悪化しグスグスしています。紺屋の白袴状態です。


ある意味ショッキングと言うべきか、やっぱりと言うべきか、そんな報告です。米プリンストン大学心理学ホエベル教授が米国神経精神薬理学会で発表した内容は、動物実験ですが脳内で依存性薬物と同様の変化が糖の大量摂取で認められたというもの。


通常の摂取方法では心配なさそうですけれど、断続的に大量の糖を摂取することで依存性薬物と同様脳内変化が認められたそうです。しかも糖摂取を断つことで禁断症状に似た症状が現れたというから注意しなくてはいけないのかもしれません。


研究グループは摂食障害にこのような仕組みが関与している可能性があると述べています。この報告を見て私は若い人の炭酸飲料摂取行動をすぐ思い浮かべました。突然キレる行動が禁断症状のようにも感じられませんか?


脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源にしているため単純にいろいろな現象と結びつけることは問題があります。ただ依存性があると考えれば、糖の摂取に少しでも自制しようかとの気持ちが芽生えるのではないかとも考えるのです。


去年あたりから騒がれているメタボリックシンドロームや増加している糖尿病に対し、個人の問題とはいえ警戒心を植えつけるには、格好の報告だとも思います。


クリスマスを直前に控えて女性にも嬉しくない内容となりました。でも繰り返し糖を大量摂取しなければ大丈夫なのですから、糖分の摂り方に注意していただければいいことなのです。知識は振り回されるものではなく、活用するべきものなのですから。

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