不妊の原因は女性だけではない

不妊相談で漢方薬を飲んでもらっている人が、今年は5人くらい妊娠しました。今は不妊相談を受けている方が12〜13組いると思いますから、荒っぽい計算をすれば3〜4割の妊娠率になるでしょう。


私の漢方の師、寺師睦宗先生のところでは全国から難しい患者さんが集まり約3割の妊娠率だと以前話されていました。私のところでも体外受精を5〜6回行っても妊娠しなかった人で妊娠に至ったことがありますが、寺師先生のところに比べれば軽い人が圧倒的に多いでしょうね。


3〜4割の妊娠率をどのように判断するかは、あなたの自由です。私のところで数年にわたり漢方薬を飲んでもらっていた方が来なくなったのに気がつきました。


不妊の原因は、以前は女性2/3・男性1/3の割合で女性側に多いと言われていました。ところが最近は女性1/2・男性1/2と半々とされています。環境ホルモンの影響なのか、男性が弱くなったのかわかりませんが、子供ができないのは女性だけが一方的に悪いわけではないのです。


私のところでも漢方薬を飲むのは主に奥さん(女性)ですが、この数ヶ月は男性にも飲むことを奨めています。「薬を飲むほどではない。」「男が飲む必要はない。」という気持ちもあるかもしれませんが、やはり奥さんにだけ努力を強いるのは協力的でないと考えます。


先ほどの方も男性側に問題を感じていましたが、漢方薬を飲んでいたのは奥さんでした。奥さんの体調も順調に改善していただけに残念ですね。


男女共に漢方薬を飲めば単純に費用は2倍かかります。でも女性だけが漢方薬を飲んだ場合と夫婦共に飲んだ場合とで妊娠率に違いが出るか調べてみたいと思います。何事も協力するのが夫婦ってものではないでしょうかねぇ。

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