昨日は三条にて所属する日本薬局協励会の研修会及び大会の打ち合わせがありました。その後、ユキワリソウなど気になっている山野草の咲き具合を確認しに西山へと足を伸ばしました。低いところでユキワリソウやイチリンソウが開きかけていました。新潟県にも春が訪れてきたようです。
今日は少し肌寒いのですが、春と共に花粉症もやってきたようですね。先ほど柏崎から来た方にはショウセイリュウカセッコウトウを渡しました。すでにかなりの症状が現れており気の毒なようです。
花粉症は一般的には抗ヒスタミン薬を使います。2〜3週間前から飲む抗アレルギー薬も抗ヒスタミン薬同様、眠気などの副作用が出やすい薬として知られています。知り合いの同業者は子供の分量でも眠くてしようがないと言いますが、個人差がかなりあるとの印象を受けています。
誤解を受けやすいのが眠気の強さと薬の効き目です。眠気が強くても効き目の弱い薬がありますから自分にあった薬を選ぶことが大切です。効き目があり眠気の弱い薬が見つかるといいですね。
さてこの時期車を運転される方で花粉症の薬を飲む方は眠気などで交通事故を起こさないように注意してください。またインペアードパフォーマンスと呼ばれる眠気とは無関係の脳の機能低下が指摘されています。
これは集中力・判断力・注意力などの能力が薬により低下する現象です。薬の性質上止むを得ない部分もあるのですが、最近開発された薬の中にはインペアードパフォーマンスをほとんど起こさない薬もあります。医師の処方が必要ですけれど・・・。
この眠気やインペアードパフォーマンスと全く無関係なのが漢方薬です。カッコントウ・ケイシトウ・ショウセイリュウトウ・リョウカンキョウミシンゲニントウ・エッピカジュツトウ・マオウカジュツトウ・マオウサイシンブシトウ・など多数あり、速効性も期待できます。眠気が辛い方、集中力などの低下が業務に影響する方などは是非後相談下さい。
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