手の振るえを感じた女性

気がつけば今日はわが娘の誕生日です。忘れていたわけではありません、そう1週間前までは意識していましたが、この数日はスッカリ頭から抜けていました。でも何を言っても言い訳にしかなりませんよね。


60代の女性から受けた相談です。気がついたら手が小刻みに振るえるようになったそうです。本態性振戦・パーキンソン病・書痙・中毒性・・などいくつかの可能性を浮かべながら、文字を書いてもらったり、症状の変化や他の症状・家族の様子などを確認しました。


その結果、恐らく薬による副作用症状であろうと思われたのです。2ヶ月近く咳が止まらず薬(薬品名までは確認できませんでした)を飲んでいるとの事。気管支拡張薬による振戦が考えられ、2日後の受診の時に医師に伝えるように話して終わりました。


先ほど電話で確認したら薬の一部変更はあったものの気管支拡張薬はそのままで、振るえに関しても特にコメントはなかったそうです。「患者さんが気にしているのに、それはないでしょー」と私は感じたのですが、神経系の病気でなくてよかったなと思いました。


神経系の病気は治りにくい難病が多く、漢方薬でも難渋します。特に神経の変性が原因の病気は完全な回復は見込めないかもしれません。活性酸素がこの変性の原因の一つと考えられており、漢方薬や強力な抗酸化作用を持つ牛黄に希望が持たれます。


それにしても薬による副作用の可能性を指摘しても、ノーコメントでは何か張り合いもありませんね。それでも専門家として重篤な副作用にならないよう監視を続ける必要はあります、患者さんのために!

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