新潟県では教職員の移動が発表になりました。歓送迎会の季節で、別れあり、新たな出会いあり、悲喜こもごもといったところでしょうか。人生の節目でもあり引越しなども伴い、こころのバランスを崩しやすいので気をつけてください。
花粉症の漢方相談が増えてきました。漢方相談のメリットは副作用の少なさにあるのでしょうが、薬局ではどうしてもコストが高くなります。また現代の医学が苦手としている分野や軽視している症状に対する対処が出来るのも特徴です。
花粉症の場合、症状が軽くて局所(目や鼻)だけであるなら、点眼薬や点鼻薬を使うのが副作用を考えてもコストを考えても一番です。その上で必要なら内服を考えるべきでしょうね。
さて花粉症の症状の中でも”鼻づまり”は効果的な内服薬がありません。点鼻薬以外では漢方薬の効き目がよいと感じています。鼻づまりはロイコトリエンなど抗ヒスタミン薬が効かない物質が原因なので一般的な花粉症やアレルギーの内服薬では効果が実感できないことが多いのです。
一方、漢方薬はロイコトリエンなどにも効果的に作用することから鼻づまりの解消効果が期待できると考えられます。ただ漢方薬を適切に選択できる医師や薬剤師は少ないのが現状ですから通常は点鼻薬で対応することになるのです。
その点鼻薬は血管収縮作用のある成分を含みますが、血管収縮薬はよく効く反面、耐性が生じやすいのが欠点です。耐性が出来ると薬の効き目は落ち、使用回数が増え、その結果更に効き目が落ちる悪循環に陥ります。
耐性を生じないようにするには、1日の使用回数を2回以下に抑えるのがよいと考えられます。このことから鼻づまりがあれば効果的な漢方薬を飲み、抑えきれない部分は点鼻薬を1日2回以下の使用で乗り切るのが一番なのです。
鼻づまりで苦しんでいる貴方、薬の選択は適切でしょうか?薬の特徴に合わせて適切な使い方が出来ていますか?
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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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