うつの増加にご用心

注目のカップル、陣内孝則さんと藤原紀香さんが離婚されました。離婚後の藤原さんの映像を見ているとサッパリした表情で驚きます。恐らく男性には理解できないことなのでしょうが、男性に比べ女性は精神的に強く感じるのは私だけでしょうか。


うつ病の精神療法として評価の高いテクニックに認知行動療法(CBT)と対人関係療法(IPT)があります。現在、必要性を感じて私は対人関係療法を勉強し出しました。4月にはワークショップに参加して、理解を深めてくる予定です。


対人関係療法では、うつ病の原因を対人関係に求めます。これは多くのうつ病研究からまとめられ、主に4つの領域に問題を焦点化しています。


この4つの領域の一つに”役割の変化”があるのですが、進学・就職・引越し・転勤・・・など、日本の春の風物詩ともいえる行事がうつ病発症の引き金になると対人関係療法では捉えられています。


誰でもこのような変化は経験するものですが、新しい環境に慣れるには少し時間が必要です。慣れるまでの間は、適度に気分転換することがうつの予防に役立つと思われます。新しい友人を作ったり、趣味の時間を持つのもいいでしょう。


どんなことにもよい点悪い点があるものです。新しい環境のよい点悪い点と、以前の慣れた環境のよい点悪い点を書き出して整理してみてください。何かしら気持ちの落ち着きが得られるかもしれません。


うつ病は治る病気です。場合によっては薬を使うこともあるでしょう。漢方薬だって効果的な薬がたくさんあります。時にはこれらの薬を使いながら、新しい環境に早く慣れるように対人関係療法などの精神療法を組み合わせるのが、再発防止も含めて効果的と考えて勉強しています。


あなたも周りの人の小さな変化に気をつけましょう。新しい環境に慣れていない時は、声をかけられるだけで沈んだ気持ちが軽くなるものです。”五月病”と言われますが、危ないのは5月だけではありません。ちょっとした気遣いでうつ病は減らせると考えている私は楽天家でしょうかね・・・。

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