豚インフルエンザについて

昨日は1日対人関係療法の研修会で東京にいました。あらかじめ宿題として予習を義務付けられていたのですが、やはり直接講習を受けるのでは理解度が違います。でも今回はメキシコを中心に豚インフルエンザが拡大傾向を示してますので今回は豚インフルエンザを話題にしたいと思います。


毎年ですが田植え前は忙しく、4〜5時に起きて(早い時は3時頃)トラクターに乗ります。朝に新聞を読む時間はほとんどなく、テレビもあまり見れません。加えて今回の豚インフルエンザ騒動が出てからは、勉強会・出張・農作業のトリプルパンチで、情報が断片的にしか把握できていません。


私の住む長岡市では、今だにインフルエンザB型が流行しています。数年前7月に沖縄でインフルエンザが流行しており、インフルエンザは冬期間だけと考えると新型インフルエンザに対処できません。感染症の専門家は1年中警戒しています。


そんな中で起きた今回の豚インフルエンザ騒動では70名くらいの死者が出ました。鳥インフルエンザで騒がれているH5N1ではなくH1N1タイプだそうですね。このタイプがこのまま拡大し新型インフルエンザとして大流行したら、準備していたプレパンデミックワクチンはまず効果が期待できないでしょう。


タミフルも今のところ効くかどうかわかりません。全く未知の状態ですが手探りで治療が行われています。日本では空路を中心に感染者を入国させないよう体制を整えているようですが、国内での動向に気をつけましょう。


第一線で感染症対策に当る医師などが使うN95マスクというものがあります。これは一般人が感染予防に使うには実用的ではありません。まず隙間なく密着させなければ意味がありませんが、フィットテストを行わなければ確認が出来ません。きちんと着けられても呼吸が楽ではありませんから、行動時には長時間つけられないようです。


そのようなことから通常の不織布製マスクを使い捨てる用に使うのが一番現実的でしょう。一家に100枚前後は備蓄しておきたいものです。食糧も缶詰など保存の利くものを2〜3週間分確保するとよいでしょう。


東洋医学会にも所属する感染症の専門家はタミフルの代わりに漢方薬を備蓄したらどうかと言っています。データではタミフル以上の効果が示されている漢方薬もありますから、期待はできるでしょう。ただあくまで体質や症状の変化などに合わせた漢方薬の選択が基本です。


まだ大慌てするほどではありませんが、出来ることから備蓄を中心に準備するのが賢明かと思います。しばらくは豚インフルエンザの動向から目が離せません。

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