むちうちの対応

いやぁ、今朝来る途中で追突されました。話によると追突した方は、ブレーキとアクセルを間違えたとかで、この話が本当なら殺人的な意図を感じますが確かに衝撃はすごかったですね。「皆さん、気をつけましょう」と言っても追突は気をつけようがないですよね。


さて、このような事故を経験した方は意外と多くいるような印象があります。特に女性の場合は、首も細いですから頚椎にかかるショックは相当な強さであろうと想像できます。当然、むち打ち症として苦しめられる方も少なくないのでしょう。


このようなケースで脳脊髄液減少症に苦しむ方があり、血液パッチと言う方法で回復されるそうですが、残念ながら診断に手間取るのが現状のようです。


むち打ち症の場合も明らかに頚椎に損傷があればいいのでしょうが、レントゲンや各種検査でわからない場合も多く各種の不定愁訴で苦しむことになります。


このような時は、骨ー関節の障害というよりは、神経ー筋ー骨のバランスの崩れとして考える方が良いようです。また障害を受けた組織にはオケツ(この場合は漢方で言う微小循環障害)が生じますから、オケツを解消する薬を併用します。


加えて筋の硬直を和らげるような漢方薬を使います。カッコントウ・カロウケイシトウ・シャクヤクカンゾウトウ・シギャクサン・サイコケイシトウ・・・などですね。


長引く場合には、神経の損傷を考えビタミンB12が使われますが私は鹿茸(ロクジョウ)に神経修復の良いデータがあるので、鹿茸をお奨めします。漢方薬との相性もいいですし、相乗効果が期待できます。


また、このような障害は事故直後でなく1〜2週間後になってからも現れますから、しばらくは様子を見ましょう。その間は無理は禁物ですね。


ところで、私は漢方の勉強をやっているから対処法が色々ありますが、この費用って損害保険のほうでは補償してくれないんでしょうかねぇ。漢方に詳しい医師が長岡にいればいいんだけど、残念ながら・・・。皆さん、気をつけましょう!

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