微熱が続く

東京都で中学2年生の女子が自殺で亡くなりました。学校側は定期的にアンケートでいじめの有無を確認していたようですが、アンケートでの確認は内容にもよりますが難しいと思います。また保護者は真相究明を求めています。私のPTA活動の経験から、お互いの非難・対立の構図では問題解決には向かわないと思いますので、冷静に情報を共有し結論が出せるとよいですね。むやみな犯人探しは、他の生徒にも影響が大きいので慎むようにしたいものです。亡くなった女子生徒のご冥福をお祈りいたします。


例年ですと、今月辺りにインフルエンザB型の流行があります。今年はどうなるでしょうか?新型豚インフルエンザや季節型インフルエンザの流行が下火だからと油断すると大騒ぎになるかも。毎年沖縄では7月に季節型の流行があることを知っていてください。


で、インフルエンザや風邪の後に、咳や微熱が残ったり、熱が上ったり下がったりの状態になることがあります。また症状はないけれども、だるさがあったり、なんとなくスッキリしない感覚になることもあります。


何も思い当たることがなく気がついたら微熱が続いていると言うことであれば、何らかの慢性の感染症甲状腺の異常・ガン・膠原病・などを考え、きちんとした検査が必要です。身体に原因がなくても心因性の原因で起きるケースもあり、心理社会的な背景も確認しておく必要があるでしょう。


風邪やインフルエンザの後であれば、器質的な状態(臓器レベル)は改善していても、機能的状態(バランス)が崩れていることが考えられます。昨日のブログで私が仕上げの漢方薬を飲んだと書いたのは、このバランスを調える意味がありますし、完全には回復していない器質の小さな障害を回復させる意味もあります。


バランスが崩れた状態は漢方が得意とする分野です。風邪やインフルエンザの後の仕上げに使う漢方薬として、ケイシトウ・サイコケイシトウ・ショウサイコトウ・ケイマカクハントウ・ケイキョウソウソウオウシンブトウ・ケイシニンジントウ・ショウケンチュウトウ・などがあげられるでしょう。


また微熱の頃は、身体が「まだ無理をするな」と警告を発している状態と考え、早めに休んだり消化の良い食事を心がけるなどの気配りが必要かと思います。無理をすれば必ず回復までの日数が延びることになりますからね。

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