膀胱炎の相談

時々膀胱炎の相談を受けます。法律の改正により今まで
薬局薬店で販売できた膀胱炎用のナリジクス酸製剤が
扱いできなくなったため、多くの薬局薬店・ドラッグ
ストアでは苦慮していることと思います。


私のところでは、かなり以前からナリジクス酸の副作用
(ショックなど)を重視し漢方薬のみで対応してきました。
ですから、法改正による影響は全くありません。


膀胱炎の漢方薬というと、チョレイ湯やセイシンレンシイン
などが有名でしょうか。
漢方専門の立場から見ると、体質を無視した無茶な使用法と
考えます。
私もチョレイ湯を使いますが、膀胱炎全体の2〜3割程度の
使用量です。残りは他の漢方薬(セイシンレンシイン以外
の5〜6種類)を使います。


なぜなら、膀胱炎の背景には多くの場合冷えがあり、チョレ
イ湯は正反対の熱症状に使うからです。間違って冷えの膀胱
炎にチョレイ湯を使うと効かないばかりか悪化させることも
あるのです。


慢性の膀胱炎で菌が顕微鏡で確認できない時、過活動膀胱や
間質性膀胱炎の場合もありますが、冷えを疑って温める方法
を使うのもいいと思います。


不妊症と婦人病・皮膚病・心の病
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/