痛みの対処法あれこれ

今年は梅雨が短いとの話を聞きました。こればかりは明けてみないと判らないのですが、梅雨の頃は関節痛・神経痛を持病に持つ方にとって避けたい時期だろうと思います。


これらの痛みに対して、整形外科・接骨院・整体・カイロプラティック・鍼灸治療院など、いろいろな所がいろいろな方法で治療するわけですが痛みというのはガンコなのでしょう。1箇所では満足できずに治療施設を渡り歩く人が多いことからも想像がつきます。


痛みの種類によっては、鎮痛剤や温熱療法で緩和しながら時間をかけて治す必要がある場合もありますが、きちんと説明がされないと途中で転院してしまいます。またリウマチのように一生痛みと付き合わなければならない病気と知っていても、何とか治らないかと転院する場合や他の治療法を併用する場合もあります。


つらい痛みを抱えている方にとって、少しでも楽にと思うことは自然なことですから、薬局として相談を受ければ期待に応えようと頑張ります。でも、なんでもかんでも膝関節痛ならコンドロイチンだグルコサミンだというわけではありません。


痛みの種類(できれば診断名)・慢性か急性か・どこが痛むか・どんな痛みか・どのような動作で痛むか・患部に熱はあるか・腫れやむくみはあるか・今まで受けた治療法や薬とその効果・・・これらを聞き出してから、いくつかの提案をするようになります。


最近よくあるのがコンドロイチンやグルコサミンを飲んだけれども効かなかったという話。含有量と服用量を確認するとたいてい量が少ないことがわかります。いくつかの文献などから効果的な服用量や組合せがありますから、この基準に従って使用するのが良いと思います。ひろはし薬局ではウェルボーンとリウマソフトの組合せが最高です。


水がたまるケースや冷えると痛むケースでは、漢方薬が一番でしょう。梅雨に悪化する痛みは、大部分が当てはまると思われます。
熱を持っている場合には、湿布薬が有効ですが熱を冷やす漢方薬を使う場合もあります。ちなみに湿布薬は、温感でも冷感でもどちらも患部の熱を冷まします(医療関係者の中でも勘違いをしている人がたくさんいます)。温めたい時は使い捨てカイロがよいでしょう。


いろいろな治療法がありますが、痛みの状態を把握した上でないと悪化させる場合もあることだけは肝に銘じておいて下さい。特にリウマチのような進行性の病気の場合は、後悔してからでは遅すぎますから。


皮膚病・生活習慣病・心の病・漢方薬
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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