牛肉偽装に思う - ひろはし薬局　廣橋義和のブログ

とんでもない事件になりました。表示を偽る詐欺的な商売で成長したのでしょうね。産地を偽ったりすることは、過去にもありましたし、恐らく今もあることでしょう。現物と違って加工した製品はプロでも騙されることを消費者である我々も自覚すべきなのかもしれません。

たしか新聞投書欄だったと思いますが、食物アレルギーの患者さんにとっては生死を分ける結果になりますので、いづれにしても正々堂々と商売したいものです。

私が普段扱っている漢方薬も、最近は加工したエキス剤が一般的に流通しています。原料となる生薬を取り違えることは医薬品である以上ありえませんが、メーカーによって効き目に差があることを一部の専門家は知っています。

その差は原料生薬の品質の違いから生じていると思われますが、加工した状態のエキス剤では品質の良否を判断できません。あまりにも安い納入価のメーカーでは質の悪い生薬を使っているのではないかと思い採用したくありませんね。あくまでも推測ですから断定はできませんが、確認もできないのです。

世の中には多くの加工製品が流通し消費されていますが、あまり安過ぎるものは何故安いのかを考える必要もあるのではないでしょうか。ただ難しいのは高ければ品質がいいとも言い切れないところでしょうね。結局信頼できる人を通して購買するのが一番安全と言えるでしょう。