野菜は旬が一番

私のような暑がりの人間にとって、夏は苦手な季節です。でも夏は夏のよさがあるので嫌いではないのが複雑なところなのですが・・・。


それにしても不思議なもので、この時期になるとキュウリやトマト・ナスといった夏に旬を迎える野菜が食べたくなります。もちろん旬だからおいしいし栄養もタップリあるからという理由もあるでしょう。


漢方の理論では、これらの夏野菜は身体の熱を冷やす働きがあるといわれています。したがって、栄養がある・おいしい・に加え、食べる天然クーラーとしての意味もあるのです。


私が普段にも増してキュウリやトマトを食べたいと思うのは身体の熱を冷やしたいという欲求や本能なのかもしれません。


さて、現代のように冷蔵庫やエアコンに囲まれた生活は一方で”冷房病”なる病気をも作りました。自律神経機能が乱れたり夏なのに冷えを感じたりします。極端な温度設定が原因の一つですから省エネ・環境問題もかねて節度ある温度で利用したいものです。


この冷房による季節外れの”冷え症”にも関わらず、夏野菜が身体を冷やすことを知らない人も多くいます。”美容にいいから”とか”ビタミンなどが豊富だから”などだけで食べていると、冷えによる新陳代謝の低下や血行不良により健康を害することも覚えておくべきでしょう。


ひろはし薬局の不妊症相談では、”冷え”が原因と考えられる方が7割以上います。食事は健康な身体を作る基本ですが、誤った食事は病気を作ることも忘れずに!「秋ナスは嫁に食わすな」にはこのような背景から出た健康作りの知恵だと思います。このような知恵を後世にもきちんと伝えてゆきたいですね。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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