てんかんについて

19日の月曜に書いたブログが転送に失敗したみたいでアップされていませんでした。せっかく書き込んだのに残念ですが、気を取り直してもう一度思い出しながら書き込みます。


先週の学校保健研修会に参加したときのテーマが、てんかんと脳の発達だったと思います。講師は私が長岡市の”こころの部会”で一緒に活動している長岡療育園の小西園長です。小西先生の専門は”てんかん”だと以前話していましたので講師に選ばれたのでしょう。


てんかんは、まず一般の方だけでなく医療関係者にも誤解の多い病気だと再認識しました。単に我々の勉強が足りないだけかもしれませんが、てんかんの患者さんに触れる機会が多くないから関心が少ないのでしょうね。


てんかんは脳の発達過程に発症することから成人にはほとんど見られません。ということは小児期に大抵が治ってしまう病気なのです。そしててんかん発作自体で脳に障害が起こることもほとんどないので、偏見や余計な心配も必要ないとのことだそうです。


保護者を初めてんかん発作をみると普通は驚くでしょうが、発作の時の状況・発作の状態の詳しい記録が診断・治療に非常に大切なのだそうです。発作自体は通常5分以内に治まるものだそうですし発作事態で死ぬこともないので、あわてずに観察して欲しいとのこと。


なぜなら医師が発作の瞬間に立ち会うことは非常に稀なために、詳しい記録がてんかんのタイプを判別する重要な診断材料になり有効な治療に繋がるのです。


発作の時の周囲の状況(音・光・明るさ・時刻・食事など)や発作の状態(ケイレンの部位・継続時間など)を記録して専門医の診察を受けるのが望ましいのです。


発作で倒れても、危険な状態でなければ移動したりする必要性もなく、また口に詰め物をする必要もないのです。てんかん発作時の口の詰め物は、以前から必要がないと新聞記事などにもあるように時には危険であったりしますので絶対にやめましょう。舌を噛むことはほとんどなく、あっても小さな傷ができる程度だそうです。


また遺伝するてんかんは良性のてんかんなので、心配ないとのことも安心できます。喘息に比べるとはるかに治りやすい病気ですから、偏見や心配は全く必要ないのです。


以前に私もてんかんの漢方相談を受けたことがあります。てんかん発作の状況と日頃の生活状態や体質からある漢方薬を選びましたが、新しい発作は起きず感謝されたことがあります。抗てんかん薬が身体に合わなければ漢方薬も選択肢として考えてもいいでしょう。ただ、漢方的な思考ができる専門家に相談することをお勧めします。


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