顔が赤くなる

この時期は暖房の影響もあってか、顔が赤くなって困ると言う相談がたまにあります。のぼせというのでしょう、本人にとっては真剣な悩みです。この中にリンゴ病という小児に多いウィルス疾患が混じっていることもあるので注意が必要です。


”のぼせ”は漢方では気逆(キギャク)と言う考え方をします。「頭に血が上る」とか「逆上する」とか言いますね。昇った気が下がらず溜まった状態ですから、気を下げる薬を使います。


漢方では、気・血・水(キ・ケツ・スイと読みます)の3要素が体を巡っていると考えますが、気だけが昇っているのか、気と血が昇っているのか、気と水が昇っているのか、によって使用する薬が違います。


多く経験するのは気と血が昇るパターンでしょう。この時には手足が冷えていることが多くあります。使用する薬はケイシブクリョウガン・トウガクジョウキトウが中心です。


気が上がると、頭痛・頭冒感・結膜充血・鼻血・肩凝り・・・・などの症状を伴うこともよく経験することです。漢方薬で気を下げると、赤黒かった顔の人が色白の美人に変わりますね。同時に他の症状も軽くなったり消えたりしますから、大変喜ばれます。


一般的には自律神経失調症とかたずけられそうですが、漢方薬の得意とする分野ですね。


過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼っておきました。目が充血しましたが、疾患群毎にまとめておきましたから、見たい記事がありましたらホームページから探してみてください。


本日は私の誕生日です。年々身体の衰えを感じますが、上手に養生して長持ちさせたいと思います。明日は日薬の会議に出席のためブログは休みます。薬局は開いてますので、必要な物がありましたらご来局下さい。


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